そんなこんなで、寝相だけでもいろいろなことが推察できるのですが、仰向けに寝ることが出来ないという人が少なからず存在しまして、それは多くの場合、腰周辺に歪みが溜まっている人ということになります。
あっさり言えば、仰向けに寝ることで物理的な力が腰周辺の仙尾関節や仙腸関節、あるいは股関節や(関節かどうかは微妙ですがずれますからねえ?)恥骨結合といった関節に掛かると歪みが助長されて痛みが発生するため寝ることができないということ。
ケースバイケースなのですが、歪みが酷い人になると1年くらいかけないと駄目なこともありますが、危機感を持っていない人の方が多いようです ・・・ かなり危ない予兆なんですけどねえ~。
面白いのは、仰向けだと眠れないが、うつ伏せだと眠れるという人がいまして、これは関節への力学的な力の掛かり方が異なるからだと思われます。
で、つらつらと観察していると、仰向けで眠れなくなった人はやがてうつ伏せでも眠れなくなり、横を向いて眠るようになります。
この場合、痛い方の腰を上にして横を向いて眠ることが多いので、だいたい左を下にして脚を曲げてエビのように丸まって眠るようになります。
腰の具合が悪い人ほど、エビ度が強くなり、胎児の姿勢とでもいったものに近くなっていくのですが、やがてこれでも眠れなくなります。
* 逆に最初から胎児の様に丸まって、掌は太股に挟み込む竜の臥眠法という養生法もあります。
丸まっても眠れなくなると、座って箪笥や壁などにもたれかかって眠るようになるのですが、こうなるとほとんど眠れませんから慢性的な体調不良となります。
面白いのが、マサイ族などで、槍を支点にして立って眠るというのを真似するのは体調がよほどよくないと無理です。
これは、眠るだけならば、いわゆる泥のように疲れてくれば立ったまま眠ったり歩きながら眠る事が可能なのですが、そのまま眠り続けるのが難しいと言うこと。
不眠症を訴える人の中には、肩こりや腰痛といった体の物理的な歪みが神経を刺激するために熟睡できないという人がかなり混ざっているようで、こうした人は歪みをとると眠ることができるようになります。